神奈川県に住む
アメリカ人の水中写真家
Tony wo(トニー・ウー)さんが
ちかはぎ空の家に滞在し
モリアオガエルの産卵の様子
そしておたまじゃくしが
卵から水滴にと一緒に落ちる瞬間を
捉えてくださいました。
@tonywu98

……………..

トニーさんとは４年前に
アーティストの
@kozyndanのお二人を通して
知り合いました。

私たちは当時
市川東小学校で子供達と一緒に
和紙に大きな絵を描く
ワークショップを計画していたのですが
その際に
「せっかくだったらトニーさんの
写真を見て海の生き物の絵を描こう！」
という
Kozyちゃんの提案のもと、
他のアーティストの皆さんとともに
空の家にいらしてくださったのが
ご縁の始まりです。

その後、数回空の家に遊びに
いらしてくださっているのですが
トニーさんは
４年前に小学校で見た
モリアオガエルの写真がずっと
忘れられずに
心の中でひっそりと
チャンスをあたためていて
くださっていたそうです。

そして今年
空の家でモリアオガエルの産卵が
始まったタイミングに
撮影のチャンスが訪れました。
（トニーさんのスケジュールと
カエル君たちのスケジュールが
見事にマッチしたのです）

それでも1日で写真がパパッと
撮れるようなことは決してないので、
トニーさんは滞在期間を多く取り
とても自然に
カエルたちとの関係を
作っていきました。

トニーさんとの時間は
私たちにとっても
夏休みの自由研究のような日々でした。

特にケイタは
毎晩のようにトニーさんと
生き物のこと、政治のこと
地球のこと
尽きることなく話していました。

わたしたちには決して見ることの
できなかった
海に棲む大きな生き物との
とても貴重な体験。
そして極寒の北海道で捉えた
モモンガとの奇跡の一枚。
などなど

時には空の家にご宿泊くださっている
お客さまと会話を楽しんだり
写真を見せてくださったり
（全ての生き物が好感を持つに違いない）
とってもチャーミングな
一面をたくさん見せてくださいました。

この静寂と出産の神秘
それから
モリアオガエル
そして
まさに地上に滑り落ちるおたまじゃくしと
呼吸を合わせるかのような
美しい奇跡の写真を
みなさまにも見ていただきたく
トニーさんの許可を得て
載せました。

この素晴らしい近萩の自然を
１０年先、３０年先まで
守り抜く為に
今年、来年、と言わずに
日々静かにやっていこうと
写真を見るたび心に誓います。

トニーさん、ありがとうございます。
また来てね！

※無断転載は禁止とさせていただきます。

Miki

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